建築学専攻 教員紹介

准教授小島 紘太郎KOJIMA KOTARO
建築構造

研究キーワード「建築構造」「断層近傍地震動」「長周期長時間地震動」「地震時極限外乱法」「不整形立体骨組」「建物と地盤の動的相互作用」

弾塑性挙動を考慮した建築構造物の地震時極限外乱法弾塑性挙動や非線形挙動(部材の塑性化やひび割れ等)を考慮した建築構造物の共振現象を、建物に入力する地震エネルギーの観点から解明する研究を行っています。地震動と建物の共振現象は耐震工学上重要な問題であり、1995年兵庫県南部地震、2016年熊本地震等の断層近傍で観測されたパルス性地震動や2011年の東北地方太平洋沖地震で観測された長周期長時間地震動と建物が共振した場合、建物に大きな損傷を与え、倒壊させる危険性があります。このような地震動を衝撃力でモデル化し、建物特性と地震動特性の最悪な組み合わせを明らかにする方法を開発しています。また本手法を、複雑な平面形状やセットバック等を有する不整形な建築構造物に拡張し、建物を倒壊させる危険性の最も高い地震動の入力方向を解明する方法の開発も行っています。さらに、建物と地盤の動的相互作用を考慮した杭支持建築構造物の地震応答や建物の振動特性評価法に関する研究を行っています。

断層近傍で観測されるパルス性地震動のダブルインパルスへの置換


京都工芸繊維大学 研究者総覧
https://www.hyokadb.jim.kit.ac.jp/profile/ja....
researchmap
https://researchmap.jp/kotarokojima