研究キーワード「近代建築保存再生学」「文化遺産保存修復理念」「20世紀建築遺産」「Conservation Design」「使い続ける保存」
建築都市保存再生学:既存のストックを活用した豊かな都市と建築のデザイン大学卒業後は建築家として、幼稚園から超高層まで多種多様な建築の設計に携わっていましたが、30歳を過ぎる頃、ベルギーの保存修復専門機関へ留学する機会を得て、それ以降近代建築の保存再生デザインに取り組んでいます。2014年に京都工芸繊維大学に赴任し、2015年から大学院での「建築都市保存再生学コース」の教育を担当しています。
21世紀は、未来の世代に何を残せるのかを真剣に考えるべき時代です。とりわけ我々が日々暮らす既存の都市と建築を、「文化遺産」として大切に守り、未来へと手渡していくことが極めて重要なテーマとなっています。しかし「文化遺産」はただ保存すればいいというものではありません。豊かで美しい本物の環境として保存再生されることが必要なのです。研究・教育と自らの実践を通して、本物の環境づくりのための“正しい保存再生デザイン”の在り方を追求していきたいと思います。
「文化遺産」における保存再生デザイン実践例(ユネスコ世界遺産・グランベギナージュ)
「文化遺産」における保存再生デザイン実践例(重要文化財・東京駅丸の内駅舎)
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