建築学専攻 教員紹介

助教金 ジョンミンJungmin Kim
建築環境設備

研究キーワード「建築環境デザイン」「建築設備」「熱的快適」「ZEH」「省エネルギー」「レジリエンス」

環境に優しく、災害に強い住宅2050年脱炭素化社会の実現に向けて、太陽光発電などの再生可能エネルギーを導入するゼロ・エネルギーハウス(ZEH)の普及が促進されています。また、2019年以降に固定価格買取制度が順次終了後、太陽光発電の自家消費が経済的に優位になると予想され、新築のZEHおよび太陽光発電を搭載している既存住宅への蓄電池の導入が増加すると考えられる。さらに、日本では住宅において自然災害に伴う停電被害が増加しており、近年ではZEH便益の一つにレジリエンスが挙げられ、ZEHに蓄電池や非常用コンセントの導入による停電時の電源確保が要件として追加されています。
実験・実測・シミュレーション等を通じて、ZEHにおける太陽光発電の自家消費運用、蓄電池の導入が熱的快適性・省エネルギー化に関する研究を行っています。また、災害時における快適性・健康性と電力自給を保つ ZEH の設備運用を目的として、災害時の回復力を考慮した最適な設備容量および設備運用に関する研究も進めています。今後は地域の環境性およびレジリエンス性の向上に向けた地域全体でのエネルギーマネジメントに関する研究を進めていきたいと思います。

「住宅の快適性と省エネルギー」「環境に優しく、災害に強い住宅」の研究概要


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