デザイン学専攻 教員紹介

副専攻長(前期)/教授平芳 幸浩HIRAYOSHI YUKIHIRO
現代芸術論

研究キーワード「受容理論」「美術史」「視覚文化研究」「近現代美術」「複製技術」「社会とアート」

近現代芸術におけるオリジナリティ成立要件の再考近代以降の芸術家のオーソリティを受容理論的立場から相対化し、複製技術時代以降の芸術作品のオリジナリティを再考することを研究の大きなテーマとしています。研究の方法論としては、芸術を芸術家の個人的な営為としてではなく、他者による受容と解釈の連鎖として捉え直すことで、芸術活動を多角的に再考し、旧来の「作家論」では見えてこない芸術の成立要件を浮き彫りにすることを目指しています。
これまで、20世紀を代表する芸術家であるマルセル・デュシャンが戦後のアメリカでどのように受容されてきたかについて研究を続けてきました。現在は、1920年代から今日までの約100年間に渡って、日本でデュシャンがどのように受容され解釈されてきたかについて研究を進めています。

平芳幸浩『マルセル・デュシャンとは何か』
(2018年、河出書房新社)


京都工芸繊維大学 研究者総覧
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