登谷伸宏准教授らによる共著『古建築調査ハンドブック』が出版されました。
書籍情報
書名:古建築調査ハンドブック
著者:山岸常人・岸泰子・登谷伸宏
体裁:単行本/36ページ
出版社:勉誠社(2021/7/1)
登谷准教授によるコメント
この書籍は、歴史的建造物をより深く知りたい、建造物の調査に携わってみたいと考えている学生など初学者向けに、寺社建築や民家の調査の仕方をわかりやすく解説したものです。
建築史を研究する私たちの大切な役割のひとつに、歴史的建造物の調査とその文化財的価値の評価があります。これらを身につけるためには、調査の手順やノウハウを学ぶ必要がありますが、建造物の調査方法を大学の授業で習う機会はほとんどなく、またそれについて解説した本を手軽に入手することも難しくなっています。
たとえば、皆さんはある寺社建築について、それはいつ建てられたのか、現在までどのような改造が行われてきたのか、文化財としてどんな価値を持っているのかを知るために、どういったことを調べれば良いと思いますか?
この本では、建造物の実測や写真撮影の方法、文化財的な評価の仕方、報告書の作成方法など、歴史的建造物の調査を行う上で必要なことをできるだけ平易に解説しています。
皆さんの身の回りには、まだまだ文化財的な価値が明らかでない歴史的建造物がたくさんあります。ぜひこの本を手に取って調査にチャレンジしてみて下さい。
外部リンク
『古建築調査ハンドブック』(勉誠社、2021)
https://bensei.jp/index.php?main_page=product...
京都工芸繊維大学大学院 デザイン科学域 建築学専攻へのお問合せは、下記の本学ウェブサイトからお願いします。
https://www.kit.ac.jp/contact/